■ ID | 236 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 山火事斜面における土壌浸食・養分溶脱・植生による養分保持 |
■ 著者 | 松田なな
広島大学大学院 小野寺真一 広島大学総合科学部 成岡朋弘 埼玉県環境科学国際センター 西宗直之 広島大学大学院 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 地球惑星科学関連学会2003年合同大会、平成15年5月28日 |
■ 抄録・要旨 | 山火事後1年が経過した流域斜面での草本類の養分貯留量に注目し、流域内での主要塩基の収支を見積もった。その結果、山火事後1年間の草本類によるMg、Caの貯留量は浸食量の16〜25%、4〜6%ではるかに小さく、大量のCa、Mgが流出していた。山火事後1年間の草本類の地上部成長量と、流域の山火事前、山火事後1年間、それ以降と時期別の土壌浸食量の間系をみると、山火事後1年間とそれ以降では草本類の成長量は土壌浸によるCaおよびMgの流出量の1%、8%にしかならなかった。流域では、山火事後の土砂流出量が山火事前の29倍になったことを考慮すると、山火事後1年間の草本類の成長速度が山火事前と変化していないという仮定のもとで、草本類による養分貯留量は土砂による流出量のおよそ3分の1にあたることが推察された。 |
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